嗚呼、平日のゼップよ。寒くて遠い平日のゼップよ。
いったい何年ぶりだろう。おまけに当日は雨。
でも今回のトラヴィスは絶対に見たかったのだ。なんてったって10年ぶりだ。
フジはおろかサマソニでさえからも最近はめっきり足が遠のいてる身としては
本当に待望の、といった感じだ。
序盤でいきなりの "Selfish Jean" !びびるぐらいの大合唱!
"Closer" "My eyes" あたりでもみんな歌ってて、途中からフランは
サビを丸ごと客に歌わせたりして。どんだけ歌うねん、客!
2nd ~ 3rd の曲はまんべんなくやってくれて、
思いつくだけでも
driftwood , sing , as you are , side , flowers in the window などなど
キメ曲大盤振る舞いでした。
特に flowers~ はマイク通さずメンバー全員のアカペラ + 客の合唱で
バッチリ決まってた。

(こんな感じ)
しかし中盤の Closer - Side - Driftwood の流れ、あれは反則だった。
そしてそして本編ラスト。待ってましたの "Turn" !!
僕はこの曲が生で聴けただけで、もうそれだけで、オッケー。
時にはターンしてラーンする。この歌の持つメッセージはきっと永遠なのだ。
アンコールラストは "Why does it always rain on me" 。
僕は長い間、こんなに地味で辛気臭い歌がなぜファンの間で神格化されているのか
良く分からなかったのだけど、この時初めて分かった。
まぎれもなくこの日のハイライト。本当に感動的な瞬間だったと思う。
トラヴィスは、ここのところ長い間ブランクがあったけど、そこをやっとこさ通り抜けて
また一回りでっかいバンドになって僕らのところに戻ってきた。
グラスゴーの人らしいフランクで誠実な人となりはそのままに。
とにかく感動した。トラヴィス万歳!と言いたい。
Closer PV