P.G.ウッドハウス "よしきた、ジーヴス"
月曜なのにかなりの寝不足。
それもこれも先日我慢できずに買ってしまったジーヴス新刊のせい!
前の"比類なきジーヴス"は連作短編集だったけど、今回はれっきとした長編小説。
やばいモウ本当ここまでくると完全に中毒?すぐ読んじゃうのもなんかもったいない気もするし本当はゆっくり読みたいのだけど、途中で止める事が全然できない。
今作の目玉は恐るべき新キャラ、イモリ・マニアの駄目人間フィンク=ノトル。
ああ、なんて可笑しいんだろう。愛すべきフィンク=ノトル。
イモリの世界に没頭しすぎたおかげで引っ込み思案でおまけに世間を全く知らないフィンク=ノトル。紆余曲折の末、あろうことか恋の手ほどきを超軽薄駄目旦那バーティーに相談するハメに。そして例によってこのバーティーの助言がさらなる混迷を深め・・・
ああ、この展開ゾクゾクするッ!なんてバカバカしくも美しき予定調和の世界!!
この金太郎飴的可笑しさは、ブラックジョークだとかシニカルコメディーだとかそんな次元は飛び越えて、もはや芸術である!とすら思えてきます。かなり重症でしょうか。。。
は、早く新刊が・・(禁断症状)