ブログトップ

Rock n' Roll Diet

deitof.exblog.jp

私的R.E.M.論

第5回 "LIFES RICH PAGENT" [1986]
c0052892_20101235.jpg
1. Begin The Begin
2. These Days
3. Fall On Me
4. Cuyahoga
5. Hyena
6. Underneath The Bunker
7. The Flowers Of Guatamala
8. I Believe
9. Just A Touch
10. What If We Give It Away?
11. Swan Swan H
12. Superman




さてまだまだ続きますR.E.M.特集。
これは4枚目のオリジナルアルバム。
(こうゆう事言っちゃうと怒るファンの方もいるかもしれませんが)普通のバンドならデビュー作で鳴らすような音を、R.E.M.は4枚目にきてようやく鳴らし始めます。

20年近く前のアルバムなのに今聴いても充分すぎるくらいオルタナティヴだと思います。

(僕は当時のシーンにそれほど詳しくないのですが、それでも敢えて言うと)彼らがほとんど唯一同時代性を嗅ぎ取ったであろう当時のUKシーンへの憧れのようなもの。あるいはシンパシーのようなもの。
その一方、彼らの古くからのアイドルであったVELVET UNDERGROUNDや
THE BYRDSといった、(恐らく1986年当時はあんまりクールだとは見られていなかったと思われる)60-70'sロックへの憧れ。その辺の彼らの音楽嗜好がわりかしストレートに出た作品、という風に思います。

余談になりますが僕はその2バンド共、R.E.M.から教わりました。もちろんとびっきりクールな音楽として!(そう、僕はTeenage fanclubやStone rosesからじゃなく、R.E.M.からヴェルベッツとTHE BYRDSを教わったんだった!)

それにしてもやっぱり 3. Fall On Me は文句なしに名曲で未だに何度もリピートしてしまうし、 5. 8. なんかはライブで聴きたい曲の結構上位に入るくらい好きだ。

ところでまたここで余談になりますが(僕は余談が大好きです)、この時期のR.E.M.に関する素晴らしいエピソードを最近発見しましたので紹介したいと思います。
この"LIFES RICH PAGENT"でR.E.M.がセールス的に初めて成功した頃のピーター・バックのお話です。ちなみにピーターはR.E.M.デビュー時、地元のレコ屋「ワックストリー・レコード」で働いていました。
以下、ブレット・ミラノ著「ビニール・ジャンキーズ」より抜粋。

~R.E.M.が最初の全国的成功を収めたあと、多くのロックスターがバハマに
家を買うことを考えているようなとき、バックがしたのは、ふたたびワックストリー・レコード
で働くことだった。

(以下、ピーター・バック本人の発言です)
「昔のボスに『また働きたくなったんじゃないか?』と言われ、それは図星だった。
出勤、勘定、レコードの仕入れといったすべての過程がなつかしかった。
だから4ヶ月ぐらいのあいだ、毎週月曜日に店で働いた。
金の問題で面倒になるのはいやだったから、給料はもらわずに、
その分で輸入盤のマディー・ウォーターズのボックスを手に入れた。
すごくうれしかった。だけど、ライナーノーツが日本語だったんだ。」

なんだかいい話だと思いませんか?
ピーターらしいなぁと言うか。給料はもらわずにマディーのボックスってトコがねえ。
R.E.M.ファンとして、そしてまたピーターと同じ一人の音楽好きとして、なんだか最高の逸話に思えます。

まだまだ続きますよ。次回は「MONSTER」編です。
[PR]
by nishi_y | 2005-03-04 20:10 | R.E.M.来日に寄せて
<< リスペクト・アディダス 毎日毎日R.E.M.の記事ばか... >>