ここ数年のJazzに対する関心の変化。
ハードバップ万歳、アドリブ吹いてなんぼやねん、といったような
心持ちではだんだん無くなってきている。
きっかけは
Build an ark というユニットから教わった "Spilitual Jazz" というターム
だったわけだけだけど、そこにはモダール時代のコルトレーンやBlack Jazz レーベル、
Madlib や Calm も実は含まれていたりもする。
そんな中で、80年代のファラオ・サンダースを発見した事は
僕の個人的音楽アーカイヴが、まるっきり初期化されてしまうような衝撃があって
それは最終的に宝物のようなこのアルバムに行き着くような気がします。
これをJazzと呼んでしまっていいのかどうかは良くわからないけども、
ただひとつ言えるのは、これまで聴いてきたどの音楽ともその響き方が違っていて
それは家にあるロックやポップスのレコードがいちいち子供だましに思えて
全否定されてゴミ箱行きになりかねない程の奇跡的な美しさと
パワーを持っていたって事だ。
ほんまもんの音楽は時空軸を飛び越える。余裕で。
混沌としたこんな世の中だからこそ
真に崇高で慈愛に満ちたファラオの音楽をいつまでも心にとどめておこうと
そんな風に思う、土曜ワイド劇場後。
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